韓国語の魅力 - 美しい韓国詩

トップページ >韓国語の魅力 第八回 美しい韓国詩
韓国語の魅力
第八回 美しい韓国詩
日本でもそうだと思いますが、韓国にもいい詩が本当にたくさんあります。吟味すればするほど詩人が言いたいことが何かわかる詩もあれば、一回読むだけで気分がよくなるように詩人に共感できるようになる詩もあります。今回は、韓国でとても有名で私が大好きな詩をいくつか紹介したいと思います。

< 풀꽃 >
나태주 자세히 보아야 예쁘다
오래 보아야 사랑스럽다 너도 그렇다


<草花>
    ナ・テジュ

つぶさに見てこそ可愛い
長く見てこそ愛らしい
君もそうだ

詩の中の'君'が誰かは特定できませんが、それは逆に言うとその'君'は誰にもなれるということでしょう。恋人、大好きな友達、あるいは盲目的な愛を捧げている自分の子供であるかもしれません。それが誰であってもこの詩を書いたナ・テジュ詩人は相手に対して愛情を持っていたことが考えられます。 短いながらも心が温かくなる詩であるため、ドラマや一般の人々によってよく引用される詩でもあります。相手を草花に比喩したことが本当に印象深い作品だと思います。

<너에게 묻는다>
      안도현
연탄재 함부로 발로 차지 마라
너는 누구에게 한번이라도 뜨거운 사람이었느냐
<君に聞く>
       アン・ドヒョン

練炭灰やたらに足で蹴るな
君は誰かに一回でも熱い人だっだか
アン・ドヒョンさんは人間に対する温かさをよく綴る詩人です。またこの<君に聞く>は、詩の題名は知らなくても詩の内容は「あ!」というほど誰でも知っている有名な詩です。この詩を読むと、自分自身について考えるようになります。この詩の最後の部分で自身に問うことでしょう。「私は、誰かに一回でも熱い人だったのか」と。アン・ドヒョンさんはこの詩以外でも練炭を題材にした詩があるのでそれも紹介したいと思います。この詩の内容と作者の言いたいこともよくつながっているので、より深く考えるのに本当にいい作品だと思います。これから紹介する詩はまずハングルをじっくり読んだ後に和訳を読むことをおすすめします。できればハングルの単語の意味や雰囲気をそのまま感じた方がいいと思うからです。


<연탄 한 장>
     안도현

또 다른 말도 많고 많지만
삶이란
나 아닌 그 누군가에게
기꺼이 연탄 한 장이 되는 것

방구들 선득선득 해지는 날부터
이듬해 봄까지
조선팔도 거리에서 제일 아름다운 것은
연탄차가 부릉부릉
힘쓰며 언덕길 오르는 거라네
해야 할 일이 무엇인가를 알고 있다는 듯이
연탄은, 일단 제 몸에 불이 옮겨 붙었다 하면
하염없이 뜨거워 지는 것 매일 따스한 밥과 국물 퍼먹으면서도 몰랐네
온 몸으로 사랑하고 나면 한덩이 재로 쓸쓸하게 남는게 두려워
여태껏 나는 그 누구에게 연탄 한장도 되지 못하였네

생각하면
삶이란
나를 산산히 으깨는 일
눈 내려 세상이 미끄러운 어느 이른 아침에
나 아닌 그 누가 마음 놓고 걸어갈
그 길을 만들 줄도 몰랐었네, 나는

<練炭一枚>
        アン・ドヒョン

他の言葉も多くて多いけど
人生とは
自分ではない誰かのために
喜んで練炭一枚になること

床がひやっとしてくる日から
来年の春まで
朝鮮八道の道で最も美しいのは
練炭車がブルンブルンと
頑張って丘を上がることなんだよ
やるべきことが何か知っているように
練炭は、まず自分に火を移し燃えると
限りなく熱くなること
毎日温かいご飯とお汁をがつがつ食べながらも知らなかった
全身で愛した後は
一塊の灰として寂しく残ることが怖くて
今まで私は誰に対しても練炭一枚にもなれなかったね。

思ってみれば
人生とは
自分を
粉々に砕くこと

雪が降り世の中がつるつるしたある朝っぱらに
自分ではないある人が安心して歩いていく
その道を作ることもできなかった、私は

上記の詩は私が大好きな詩の一つです。寂しさや人情のような温かさが共存する詩だと思います。またその寂しさや温かさという人間の心を「ひやっとした床」、「練炭」、「来年の春」、「灰」など温度・触感が感じられる単語を使って表現した点が本当に印象深いところだと思います。この詩の話者(アン・ドヒョンさん本人であるかもしれませんが)は今までの自分について後悔しながらも、何が望ましいのかを考え、人生とは何かということに対して自分なりの答えを出しています。それでこれからは変わった自分を希望的なイメージで書いたのかもしれません。

今回、上の3つの詩をあえてハングルでそのまま書いた理由は、詩本来の雰囲気を味わうためです。日本語で訳しましたが、詩人が選んだ単語のニュアンスをそのまま活かすことが完璧にはできませんでした。なので、今回の和訳は私がこの詩を読みながら感じた私の感想や解釈が影響されていると思います。
「詩」というのは、その意味に正解はないと思います。みなさんも韓国語がさらに上達したら、様々な韓国の詩を楽しみ自分なりの解釈をしてみてください。まず有名詩人の作品から始めるのがいいでしょう。

すすむ 第九回 韓国語の方言 はこちらはこちら>>
もどる 第七回 韓国語が上手な外国人 はこちらはこちら>>
韓国語の魅力 目次 
第一回 ハングルの誕生 >>
第二回 ハングルの科学性 >>
第三回 韓国における韓国語教育 >>
第四回 美しいウルマリ >>
第五回 韓国のおもしろいことわざ >>
第六回 韓国語が上手な日本人 >>
第七回 韓国語が上手な外国人 >>
第八回 美しい韓国詩 >>
第九回 韓国語の方言 はこちらはこちら>>
第十回 流行語になった韓国語の方言 はこちらはこちら>>
第十一回 仰天!同じ単語でも韓国語と日本語で意味が違う? はこちら>>
第十二回 父方の叔父さん?母方の叔父さん? はこちらはこちら>>
第十三回 何気なく使う外来語、韓国語ではなんと言う?  はこちら>>
第十四回 黄色は黄色でも濃い黄色  はこちら>>
第十五回 韓国人でも難しい韓国語の隠れたルール  はこちら>>
韓国語スクール30分無料体験

韓国語教室予約電話