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第十一回 仰天!同じ単語でも韓国語と日本語で意味が違う?

今回は、私の経験を出来る限り多く活用してみなさんにお伝えしたいと思います。韓国人として日本語を学びながら感じた韓国語と日本語の違い(다른점)、あるいは似ている点(비슷한 점,공통점)について話そうと思います。日本のみなさんも私と同じことを考えたことがある一方、「韓国人にあの日本語がそう聞こえるのか全く知らなかった!!」とびっくりするかもしれないです。
私は、2つあるいはそれ以上の言語で何が違うか何が驚くほど似ているかを比較することは外国語を学ぶ時に面白く、その単語・表現などが覚えやすくなるきっかけになると思います。ですので、みなさんも私の考えをよく読んだあと、みなさんなりの「これは似ていると思った」とか「これは全然違うなぁ~」と考えてみてくださいね。まず韓国と日本で違う意味で使われる単語のエピソードから始めてみようかと思います。

エピソード① 私、そんな人ではありませんよ!!
私が来日してから1ヶ月間もない時の話です。ですので、テキストや留学書籍から学んだ日本語が私が知っている全ての日本語でした。大学のサークルに加入し、そのサークルの先輩・同期と始めて会う日でした。みんな簡単なあいさつをした後、飲み会に行きました。私は周りの人がみんな日本人だったのはそれが初めてでしたのですごく緊張していました。ですが、みな親切で意外に話が盛り上がることができ、初めて会った人たちとは思えないほど楽しんでいました。しかし、盛り上がった雰囲気を止めてしまったのはこの私の一言でした。
「私、大学に入ってからは毎日"ヘルス"に行って運動しようと思ってる。ダイエットしたい!」
たぶん、みなさんも今の文章を読んで「まさか…」と驚いたことでしょう。それから3年以上が過ぎた今、その時のことを振り返ると、私としても本当に恥ずかしく思うようになりました。
韓国でいうヘルス、あるいはヘルス・クラブは日本とは全く違う意味で使われています。日本ではジムやフィットネス・センターとしてよく呼ばれる、運動をするところを意味します。幸いにもその場にいた人はみな親切で、すぐ私の言葉を訂正してくれ、日本ではどんな意味で使われているかを教えてくれたので同じミスはしなくなりました。サークルの飲み会ではなく、もしOB・OG会のようなもう少し大事な場所でそう言ったとしたら…想像もしたくないですね。逆に、みなさんが韓国に行くと헬스클럽 (ヘルス・クラブ)と光っている看板をよくみると思います。あるいは「○○ヘルス」のような看板も多いです。全くハングルが読めない方なら問題ないでしょうが、ハングルが読める方には「なにこれ…」と慌てるかもしれません。しかも、韓国ではマンションや団地の周りにフィットネス・センターが多いのですが、それをみて「マンションの隣に…まさか。」と思うかもしれません。 韓国でもフィットネス・センターとはよく呼ばれますが、ジムとはあまり使われていません。また、ほとんどの韓国人は日本でのヘルスの意味を全く知りません。よって、もし韓国人留学生が私と同じミスをしたら、親切に教えてあげてください。私と同じく慌てる顔をするだろうと思います。
トレードミル(ランニングマシン)を走るところをヘルスクラブというのは、たぶん韓国しかないと思います。イングリッシュとコリアン(KOREAN、韓国語)の合成語である콩글리쉬(コングリッシュ)、つまり英語ではない韓国人だけが使う英語だからだと思います。例えば、携帯電話を元々英語ではセル・フォンといいますが、韓国ではハンド・フォン(Hand Phone、핸드폰)と呼ぶことがあります。ニュース以外の番組あるいはドラマなどではほとんどハンド・フォンと言っているのです。
健康のため運動する場所、という側面からみるとなぜ「ヘルス・クラブ」と呼ばれるようになったのか理解に苦しみますが、ネイティブが使う単語をそのまま使ったらよかったとは思います。もちろん、日本でヘルスがそういう意味を持っていることも本当に理解しづらかったため、今でもどうしても理解できないでいます。
外国語を学ぶ時に難しい、あるいは慌てる場面は、やはり上記のような時ではないでしょうか。ですが、肯定的に考えるとそのような機会を通じてその単語をしっかり覚えることができるようになると思います。
次回のコラムでは、もう1つエピソードを紹介し、韓国語と日本語の比較を単語以外の側面からみていきたいと思います。ご期待ください!

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