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第二回 グンデリア(군대리아)。思い出の味から理解の味へ。 

グンデリア(군대리아)。韓国語というよりも何か英語のような単語ですね。グンデリアは「グンデ(軍隊、군대)」とファーストフード店である「ロッテリア」の合成語で、「軍隊の給食メニューの一種であるハンバーガー」です。特定の企業とはまったく関係のない単語ですが、韓国で店舗数が多いファーストフード店なので使われたと思います。また、そのメニュー名が元々グンデリアだったのか、軍人同士でそのメニューをグンデリアと名づけたのかは分かりません。ですが、今は正式にグンデリアという名で給食に出ているそうです。
  グンデリアについて詳しく話す前にグンデリアのレシピーを簡単に紹介しますと、材料はハンバーガー・パン、肉パッティ、キャベッツ・サラダ、ケチャップ、そして「イチゴジャム」です。「ハンバーガーにジャム?!」と嫌がる方が多いと思いますが、軍畢者(軍隊に行ってきた人)たちはグンデリアの味の鍵はそのジャムだったとよくいいます。その味が気になりますね。そして軍隊では、このグンデリアが既に作られた形で配食されることではなく、自分が食べたい形に作って食べるように材料別に配食します。いつも画一的で、個性が認められなさそうな軍隊ですが、グンデリアはその例外かもしれません。
話しから戻ってグンデリアという言葉についていうと、実はこのグンデリアという単語は数年前から既にあった単語で、最近の新造語ではありません。今までグンデリアは軍畢者の間でしか流行らなかった言葉で、 軍畢者ならではの思い出を共有する手段だったのです。しかし、グンデリアはあるテレビ番組をきっかけに国民的なメニューになり、新造語として復活しました。 1章でも少しいいましたが、「ジンチャ・サナイ(진짜 사나이、本当に男らしい男)」というリアル軍隊体験番組がそのきっかけでした。芸能番組ではあるものの、実際の軍人と一緒に兵役活動をすることで軍隊や軍人を一般の人も間接的に経験できるようにするということで人気を集めています。
今までは、「軍隊」というと「訓練が厳しく、命令に従わないと処罰される」など、とにかく硬いイメージだけが強いでした。また、軍隊に行かない女性としては軍隊は遠い存在であって、あまり関心を持っていませんでした。「韓国女性が男から聞きたくない話は、1,軍隊での話し 2,サッカーの話 そして 3,軍隊でサッカーした話」という冗談があるほどです。 しかし、「ジンチャ・サナイ(진짜 사나이)」を通じて多くの人々は、軍隊がそのように訓練が厳しくなる理由は何か、男たちが軍隊での思い出をよく話すのはなぜかなどを以前よりも理解するようになったのです。訓練は、国や国民を守るための準備であるから厳しくなるしか仕方がなかったのです。また、そのように厳しい環境だったにも関わらず軍隊での思い出を持っているのは、結局軍隊も人々が集めているところだからです。厳しい訓練の中でも、お互いに激励し、訓練が終わった後には自分の夢について話するなどでみんなが真の意味での「戦友」になり、その時間が一つ一つの思い出になったのです。また、今の軍隊は軍人たちのための施設を増やし、軍人の便意を図るなど、以前よりは柔軟な環境になったそうです。もちろん、番組に出る軍隊雰囲気よりはもっと厳しいそうですが。
  このように、軍隊や軍人に対する認識の変化や理解こそグンデリアが流行るようになった一つの背景になったのではないかと思います。つまり、「グンデリア」はただの食べ物や単語ではなく、韓国国民として必ず持っているべきの軍隊への関心や愛情を意味するのではないかと思うのです。ただ、短期的な興味ではなく、その関心や愛情そして軍人に対する感謝の気持ちを持続的に持つべきだとも思いました。
最後に、グンデリアについて面白い事実を紹介してこの章をまとめたい思います。 「グンデリア食べてみたい!!」という人に、軍隊に言ってきた韓国男性のほとんどが「軍隊と同じレシピーで作っても一般人の身分で軍隊外で食べるグンデリアは美味しくない。思い出の中のその味ではない。」といっています。正にこのグンデリア、特に軍人であったときに食べるグンデリアの味は韓国男子しか知らない味ではないでしょうか。私はもちろんみなさんも一生味わうことができない味かもしれませんね。

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