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第一回 「韓国語を読む」を制覇する5つの勉強法


皆さん、韓国語を始めたとき、何から学びましたか。
ハングルの構成、つまり子音と母音の読み方を覚えましたよね。
当然なことで、読めないと何も始まらないですからね。このように、「読み」は序論で説明した4つの項目のうち、もっとも基本となる要素です。全ては読みから始まると言っても良いくらい、大変重要です。 しかし、多くの生徒さんが勘違いされているのは、「読み」は重要ではない、不可欠ではないと思うことです。

たとえば、ドラマやバラエティなどから、話し言葉をそのまま覚えて、上級者並みの会話力を持っている人がいるとしましょう。。しかし、残念ながら、このようなタイプの人こそ、接続詞の使い方や語尾の処理、助詞の付け方など、初級レベルの基本的なことに関して、ぐちゃぐちゃになっていることが多いです。

このような状態にならないためにも、最初からしっかりと基礎を磨くことに意義があるのです。 それでは、具体的にどんな風に勉強を進めばいいのか、5ステップで学んでみましょう。

ステップ1.同じ文を3回以上、読む!
題名の通り、読みの練習をするときは、「繰り返して読む」ことがとても大事です。
なぜならば、一回読んだだけでは、当然全ての意味を把握しにくいからです。
ただ、ただ繰り返しすだけではありません。 まずは、知らない単語は置いといて一旦読みましょう。皆さん、知らない単語が出てきたら、まず辞書から探すくせはありませんか?
韓国語は日本語と一緒で、SOV式構造をしています。
こちらの例文を見てください。

나는 (S)    당신을(O)  사랑합니다.(V)
私は(S)   あなたを(O)  愛しています(V)

日本人は、このような類似した構造の特長から、前後の文脈で言葉の意味を類推しやすいです。ですので、分からない単語があっても文の意味をキャッチすることができます。「読む=文を理解する」行為である分、全体的な内容を把握することが重要であるからです。それから、案外わからない単語が何個かあっても文はすんなりと頭に入ってきます。中高校での国語の時間を思い出してください。先生はいつも一人を立たせて、まず読ませますよね。具体的な文の意味や言葉を勉強するのは、その次なんです。 このように、3回以上大体の内容を把握するまで、繰り返して読みます。この時、分からない単語は次のステップのために、チェックして置きましょう。

ステップ2.単語を覚える!
1のように3回以上、初読が終わりましたら、いよいよ本番です。
ステップ2は、先ほど見逃した単語を詳しく見ていく段階です。
そのために、ノート若しくは単語帳を用意しましょう。

まずは、見逃した単語の意味を単純に探します。初読のとき、前後の文脈から類推した意味と合っているのかをチェックします。 しかし、ただ「あ~、こういう意味だったのか」で終わっては勉強になりませんよね。自分が思った意味との確認が取れたら、その単語をノートに筆記していきます。 ここでポイント!単語だけを書き写す訳ではなく、その単語が含まれた文ごと書き写します。その下に、気になった単語を「基本形」で品詞と共に書きます。そして、その意味を日本語で書きます。
次の例のように。

걸음걸이가 참 예쁘구나. 예쁘다 (形容詞) : きれいだ。可愛い。美しい。麗しい。

基本形で書く理由は、活用される前の基本形を覚えることで、活用のルールを練習するためです。
特に韓国語は、文字が立体的な組み合わせをしてため、不規則などにより、時には基本形を連想し難しい場合もたくさんあります。 ですので、基本形に戻す作業はとても重要です。
基本形が分かったら、次は他の例文を挙げて、その単語が持つ意味を正確に把握していきます。次のように。

걸음걸이가 참 예쁘구나. 예쁘다 (形容詞) : きれいだ。可愛い。美しい。麗しい。
옷이 예쁘다. 服がかわいい。

깔끔하게 밥 먹는 모습이 참 예뻐 보인다.   美味しく食べる姿がとても愛おしく見える。
말을 잘 들어서 참 예쁘구나.   言う事をよく聞いてとても微笑ましい。

この作業をする理由は、単語が持つ本然の意味を覚えるためです。
名詞のように「연필 = 鉛筆」という整式が成立すると一番良いのですが、言葉は決して数学のようにはいきません。特に、例文の「 예쁘다 」のように、物事の性質や状態を現す形容詞は、一つの意味で抑えることが出来ません。その細かく微妙な違いから来る印象「ニュアンス」を上手くキャッチし、自由自在に活用できたら最高ですが、現地で暮らす訳でもないので、なかなか覚えることができないです。しかし、そこで諦めたら永遠高いレベルでの韓国語を駆使することができません。まかり間違えば、意図と関係なく、誤解を招くこともありますから。ですので、様々な例文を目に馴染ませることで、言葉が持つ本然の意味、つまり「ニュアンス」をキャッチする練習に繋がります。上記に挙げた3つの例文を見ても、場面によってこんなにも解釈が異なるのが分かります。 要約すると、単語を覚えるときには、「数学公式のように覚えてはいけない」ということです。言葉は感情を持っています。たくさんの例文から、たくさんの状況を頭に描き、「心に染み付けること」が大事です。

ステップ3.文法を厳しくチェック!
いくつかの例文を挙げることで、単語の意味をキャッチすることまで来ました。次は、文法を厳しくチェックする番です。まずは、単語の活用体をチェックします。引き続き先ほどの例文から見てみましょう。


걸음걸이가 참 예쁘구나. 예쁘다 (形容詞) : きれいだ。可愛い。美しい。麗しい。
옷이 예쁘다.   服がかわいい。
깔끔하게 밥 먹는 모습이 참 예뻐 보인다.   美味しく食べる姿がとても愛おしく見える。
말을 잘 들어서 참 예쁘구나.   言う事をよく聞いてとても微笑ましい。

下線が引かれた部分からたっだ一つ、違う活用を見せているのが分かりますか?
そうです、最後から二つ目の例文、「 깔끔하게 밥 먹는 모습이 참 예뻐 보인다 ( 美味しく食べる姿がとても愛おしく見える)」だけ、「 예쁘 」ではなく「 예뻐 」と、語幹の母音が「 으 」から「 아 」に変わってますよね。
もう気づいた方もいらっしゃると思いますが、「' 으' 不規則活用」による現象です。用言の語幹「 으 」が「 아 」や「 어 」の前で脱落する「音韻脱落現状」の一つを言います。
「 예뻐 보인다 (愛おしく見える)」の場合、「-아/어 보이다 (-に見える)」の文型ですので、「' 으' 不規則活用現象」が起きました。 理由が分かったところで今度は、同じ活用をする単語を探します。

< 으  不規則活用>
크다 → 커요
쓰다 → 써요
모으다 → 모아요
담그다 → 담가요
치르다 → 치러요
예쁘다 → 예뻐요

他の文法もこのように見つけていきます。
「聴く」・「書く」・「話す」に比べ、「読む」は完成してある文から逆に文法を見つけることなので、間違うことなく的確な文法を覚えることができる、最高の定法です。それに、断片的に文法を覚えるのではないため、文から学ぶことで、正しい使い方も覚えるチャンスなんです!

ステップ4.もう一度読む。
ステップ3まで、長い時間をかけた細かい勉強が終わりました。分からなかった単語や文法をしっかりと頭に入れて、最初からもう一度読む最後のステップに入ります。方法はステップ1のように、最後まで一気に読んでいきます。 いかがですか。内容がきっしりと頭に入ってきますか。 恐らく、順番に従ってまめに読んだのであれば、平坦で地味だった文章が、単語や文法が飛び出る非常に画期的な文章に感じられると思います。

ステップ5.内容を要約する。
さ、全ステップが終了しました。では、最後の最後に、読んだ内容を要約してみましょう。内容の要約は短文であれなあるほど良いです。だらだらと書くのはよくありません。なるべく自分の言葉で、伝えたいメッセージだけを書きましょう(この「書く」については、次回詳しく説明いたします。)。感想まで加わったら、最高ですね。 話をまとめると、言語の基本になる4つの要素(読む・書く・聴く・話す)のうち、「読む」は基本中の基本になるとても大事な要素です。その分、他の要素に比べ、少しはややこしく感じられるかもしれません。しかし、「苦尽甘来」ですよね。根強い木こそ葉が茂るものです。誰もが丈夫な緑樹になれます!

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