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第七回 この5つさえ覚えれば、韓国旅行は問題なし!最も使う韓国語の挨拶TOP5

人と会って一番最初に交わす言葉。それが「挨拶」ですよね。 韓国語が全く知らない方でも、「アンニョンハセヨ?( 안녕하세요? / こんにちは)」は常識で知っています。 コミュニケーションの始まりでもある「挨拶」。 しかし、「 안녕하세요?」を除いて、様々な場面で交わす挨拶、皆さんはどこまでしっていらっしゃいますか。 韓国は昔から続く「儒教思想」の影響で挨拶をちゃんと交わすことがとても重要とされています。 特に、目上の人には必ず挨拶をしないと、礼儀正しくないと思われがちなので、絶対見逃したくない部分でもあります。
また、いざっと韓国に旅行でも行ったら、沢山韓国語を発揮したいのに、まだ初級の段階で文を作る能力が足りないとか習っていないとかで、もやもやする気持ちを経験したことはありませんか。 そういう皆さんの悩みをさっぱり解決して差し上げます! この文を見終わった時点で、すぐさま韓国に行っても良いくらい、超簡単な絶対抑えたい5つの挨拶をお教えいたします! ただ、むやみに覚えては長期記憶として頭に残りません。 多くの皆さんが間違いしやすいのが、旅行会話と分類して置いて、一回用の韓国語にしてしまう点です。 読音だけを振り仮名を付けて覚えて、一回捨てにしてしまうこと。そんなミスを防ぐために!文法的な観点で解説を致します。 ただただ音を覚えるのではなく、理解することで自然に覚えられるようにお教えいたします。
それでは、行ってみましょうか!

1.안녕하세요?
皆さん誰もがご存知の挨拶ですよね。
「안녕하세요?」の「 안녕 」は、「安寧」という意味で、相手の安否・元気を伺う言葉です。
その「 안녕하다 (安寧だ)」が「-(으)세요?」という尊敬疑問形になった形が「 안녕하세요?」です。 ところが、「 안녕하십니까?」という挨拶も聞いたことありませんか。 実は、「 안녕하세요?」と「 안녕하십니까?」はどちらも意味は同じく「安寧でいらっしゃいますか」という日本語の「こんにちは」に当ります。
それでは、どこが違うのか。
どちらも尊敬語ですが、「 안녕하세요?」が「-아/어요 」体なのに比べ「 안녕하십니까?」は「-(스)ㅂ니다 」体なわけですね。
「-아/어요 」体と「-(스)ㅂ니다 」体?
韓国語の丁寧語は二種類に分けられます。 一つは主に会話で使われる「-아/어요 」体、もう一つは公の場や書き言葉として使われる「-(스)ㅂ니다 」体です。 丁寧さで言えば、後者の方が丁寧度が高いです。 つまり、「-아/어요 」より「-(스)ㅂ니다 」が丁寧さが高いわけですね。 なので、「-(스)ㅂ니다 」は先生や社長、祖父母のような目上の人に使われることが多いです。 ですが、初対面でも普通は「 안녕하세요?」で挨拶を交わすことが多いです。
それからもう一つ!
日本語では、朝・昼・夜によって挨拶が異なりますよね。 しかし、韓国語の場合、全ての挨拶は「 안녕하세요?」で統一されます。 これ一つでいつでも通用しますので、とても便利ですよ!

2.안녕히 계세요. / 안녕히 가세요.
さ、出会いがあれば別れもあるはず。今度は別れの挨拶を学んでみましょう。 韓国の別れの挨拶には二つがあります。一つは「 안녕히 계세요 」、もう一つは「 안녕히 가세요.」です。 「じゃ、ね」や「バイバイ」、「また明日」など様々な表現が存在する日本語に比べ、韓国はこの二つで決まっております。 ただ、別れの状況によって挨拶が決まるという部分に注意して下さい。
まず、帰る人と残る人が存在する場合。
主に人のお家にお邪魔して帰る時ですね。その場合、下記のようになります。

非常に似ていますが、「 계 」と「 가 」の一文字違いで全く違う意味になります。
「 안녕히 계세요 」の「 계세요 」は、原型「 있다 」の特別尊敬の命令形です。 つまり、「いる」の特別尊敬「いらっしゃる」の命令形「いらっしゃってください」なわけですね。 ですので、「 안녕히 계세요 」を直訳すると「安寧にいらっしゃてください」と残る人に対し尊敬を表していることになります。 それに反して、「 안녕히 가세요 」の「 가세요 」は、原型「 가다 」の尊敬命令形です。本来「 가다 」は「行く」という意味ですが、この場合「帰る」という意味になります。 要するに、「帰る」の尊敬「お帰りになる」の命令形「お帰りになってください」なわけです。ですので、「 안녕히 가세요 」を直訳すると「安寧にお帰りになってください」と帰る人の安寧を思う表現になります。 日本語の「お気をつけて」という意味だと思ってください。
纏めますと、「 안녕히 계세요 = お邪魔しました = 帰る人の台詞」で、「 안녕히 가세요 = お気をつけて = 残る人の台詞」となります。 「 계 」と「 가 」のたった一文字でこんなにも違いが出るわけです!
それから、普通は帰る人が先に挨拶を言うのが礼儀です。

もう一つは、両方帰る場合。
上記の説明が上手く理解できている方はもうお気付きだと思われますが、両方帰るわけですからどちらも「 안녕히 가세요 」で挨拶を交わします。 考えてみれば、当たり前ですよね。お互いの無事な帰宅を思って「お気をつけて」と挨拶します。 恐らく、皆さんの場合、どこかにお邪魔するより外で合う場合が多いと思われますので、「 안녕히 가세요 」を言う時が多いですかね。 こちらは、両方帰るわけなので、どちらが先という決まりは特にありません。自然に別れの流れを見て言ってください。

3. 수고하세요. / 수고하셨습니다.
三つ目は、旅行会話ではありませんが、韓国人が最も使う表現ということで、お仕事の場でよく使われる挨拶をご紹介します。厳密に言うと、帰宅する時の挨拶です。 こちらも別れの挨拶と同様に、状況によって挨拶が決まっています。
まず、先に帰る人と残る人が存在する場合。

まず、文型から見てみますと「 수고하세요 」と「 수고하셨습니다 」はどちらも「-(으)시다 」の尊敬語です。
それでは、二つはどう違うのか。ここでのポイントは「現在形」か「過去形」かということです。「 수고하세요 」は現在形、「 수고하셨습니다 」は過去形になります。 「 수고하세요 」は原型「 수고하다 」の尊敬命令形「-(으)세요 」が合わさった形で、直訳すると「ご苦労してください」という意味です。 響きからじゃ、少し冷たいと感じられるかもしれませんが、韓国ではまだお仕事が残っているので、「頑張ってください」という励みの挨拶で使われています。 ちなみに、日本語の「お先に失礼します」は「 먼저 들어가겠습니다 」です。 それに対し「 수고하셨습니다 」は「 수고하다 」の尊敬過去形「-(으)셨습니다 」が合わさった形で、直訳すると「お疲れ様でした」という意味です。 挨拶を受ける相手は業務が終わって帰るわけですから、過去形を使って挨拶を言います。 これは日本語と同じなので、無理なく理解できると思います。 こちらも、帰る人が先に挨拶するのが普通ですが、帰る人が上司の場合は部下が先に挨拶を言います。 次、同時にお仕事を終えて両方帰る場合。 このパターン。別れの挨拶でやりましたから、見当が付きますよね。 両方お仕事が終わっている状態なので、どちらも「 수고하셨습니다 」と過去形で挨拶を交わします。とても簡単です。 纏めますと、「 수고하세요 = 頑張ってください = 先に帰る人」で、「 수고하셨습니다 = お疲れ様でした = 残る人」となります。
ちなみに、日本では「お疲れ様です」が挨拶代わりに頻繁に使われていることに比べ、韓国では1で学んだ「안녕하세요?」で挨拶を交わします。

4.감사합니다. / 고마워요.
四つ目は、感謝の挨拶です。「 안녕하세요?」並みに「 감사합니다 」も常識で知っている方が多いと思われます。
ただ、この表現も「 안녕하세요? vs 안녕하십니까?」と同様、二つの言葉が存在します。
それが「 감사합니다 」と「 고마워요 」です。両方とも意味は全く同じで「感謝」の気持ちを表しますが、丁寧さが異なります。 「 감사합니다 」は原型「 감사하다 」に丁寧語の「-(스)ㅂ니다 」体が組み合った形で、日本語の「ありがとうございます」に当ります。 それに比べ、「 고마워요 」は原型「 고맙다 」に丁寧語の「-아/어요 」体が組み合った形で、こちらも「ありがとうございます」に当る表現です。 あれ?同じく「ありがとうございます」だったら、一体どの部分が異なるのでしょう。 まず、原型から見ますと「 고마워요 」より「 감사합니다 」の方が感謝の気持ちが重いです。 簡単に言って、原型「 고맙다 」より「 감사하다 」がもっと丁寧というわけですね。 なので、公の場などの畏まった場面では「 감사합니다 」が使われます。 飛行機に乗り降りする時、お店を出る時、商品の説明書など…。 決め台詞のように一般的に最も使われる挨拶です。
一方で、「 고마워요 」の原型「 고맙다 」は、面識のある仲や親しい関係などで使われる少しゆるい感じの表現です。 日本語でラフな感じで「ありがとう」というのと似ています。 だからといって、丁寧ではないわけではありませんよ!どちらも丁寧語ですが、丁寧の程度に差があるだけです。 次の異なる点は、文型の違いです。 「 감사합니다 」が「-(스)ㅂ니다 」体で使われるのに反し、「 고마워요 」は「-아/어요 」体をしています。 もちろん、両方とも「 감사해요 」・「 고맙습니다 」と、それぞれ「-(스)ㅂ니다 」体と「-아/어요 」体が存在します。時と場合によって実際使われている表現です。 ただ、1で申し上げたように、「-(스)ㅂ니다 」と「-아/어요 」には同じ丁寧語でも丁寧さが異なるわけです。 ですので、「 감사하다 」には「-(스)ㅂ니다 」 体が、「 고맙다 」には「-아/어요 」 体が合わさった形で最も使われているということです。 纏めますと、「 감사합니다 = ありがとうございます = 一般的」で「 고마워요 = ありがとう = 親しい関係」と思ってください。

5. 여기요! / 이거 주세요.
最後は、皆さんが韓国で最も行かれる所、飲食店での表現です。飲食店ではこの二つだけ覚えれば、全てオッケーです。
飲食店で店員と話すのは、主に注文する時ですよね。
この二つでゲームオーバー!簡単に頼めます!
もう少し具体的に見てみましょう。 まず、手をあげて「 여기요!」で店員を呼ぶ! 「 여기요!」は位置の指示代名詞「 여기 」に尊敬終結語尾「 요 」が付いた言葉です。 直訳すると「ここです!」という意味ですが、英語の「Here!」という表現に近いです。 この時、手を一緒に上げて、まさに「ここです!」と店員に位置を知らせるのがポイントです。 日本では「すみません!」と呼ぶので、時々「 죄송합니다!」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、それはただ誤ることになりますので注意してくださいね!
次に、指で指して「 이거 주세요 」で注文する!
「 이거 주세요 」は物を指す指示代名詞「 이거 」に「 주다 」尊敬命令形「 주세요 」が付いた言葉で、「これ、ください」という意味です。 これほど便利な言葉はありませんよね。買い物が多い旅行先で最も使う表現かもしれませんね。 手をあげて「 여기요!」で店員を呼んで、指で指して「 이거 주세요 」で注文する。とても簡単ですよね?

さ、ここまで明日の旅行先ですぐに使える、しかも韓国人が最も使う5つの挨拶を学んでみました。 いかかでしたか。むやみに覚えようとするより、より頭に残りそうでしょうか。 「思わず言っていたけど、あ!こういう意味だったのか!」と思っていただけたならば、その時点で長期記憶に変換された証拠ですので、わたくしは大満足です。 言葉は総合的なものです。わざと覚えようとしないで、状況を頭に描けば簡単に理解できます。 また、その理解が暗記に繋がりますから。韓国語を「理解」しましょう!

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