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第十二回 漢字を抱くハングル ―最も使われる韓国語の漢字55選」

今回は、わたくしの話を少ししましょう。
今から約7年前、日本語の勉強をし始めて、ようやくひらがなとカタカタを覚えた頃の話です。そんなわたくしにとっての最大の関門は、「漢字」でした。韓国も漢字文化圏とは言うものの、今やほとんど使われていないため、なかなか慣れなくて苦労をしていました。それに、日本語の漢字は読み方が一つに定めていなく、場合によって読み方が変わってくるので、どんな風に勉強したらいいか、頭が真っ白でした。
そうやって苦戦しながら、例文を中心に只管漢字を覚えていたのですが…。ある時!目から鱗が落ちるように、あることに気が付いたんです。
それは…、韓国の発音とどこか似ている!?もっと具体的に言うと、「音読み」の発音が韓国の発音と似ていたことに気づいたのです。
それからもう一つ、「音読み=漢字語、訓読み=固有語」ということでした。
例えば、「人」という字が「人間=にんげん」の漢字語の時は「にん」と音読みをし、「人が多い=ひとがおおい」の固有語の時は「ひと」と訓読みをするわけです。 実は韓国と日本は、中国から韓国へ・韓国から日本へと、中国から作られた漢字を借用していたため、発音が類似するのは当たり前なことなのです。結局、「常識不足だった」ということで、わたくしの無知の鱗は取れました。
それではみなさん、わたくしのしようもないエピソードで、何かお気づきことがありますでしょうか。
そうなんです!
このエピソードの裏を返せば、みなさんの韓国語勉強へのTIPになるんですね!
多くのみなさんが、「韓国語は読み方が難しい」とおっしゃいますが、もし日本語と共通する点があって、しかも発音まで似ているとしたら、少し挑戦したくなりませんか。
ということで、今回は「韓国語の漢字」というテーマで「韓国語・ハングルの読み方」について紹介したいと思います。
この文章を読み終わった方の目から鱗が落ちますように、基本的な概念から通用漢字語まで、「あ!そうなんだ!」と理解するだけで簡単に覚えられるお話をさせていただきます。

※ ここからお伝えする概念は、全て筆者本人の見解により指導の目的で纏めたもので、 学術的に定められた定義や用語ではないことを明らかにします。

基本概念その1 ハングルにも漢字がある―漢字語の誕生―
 序論でも話ましたように、ハングルにも漢字が存在します。
昔の新聞や書籍などを見てみると、ハングルのみではなく「漢文」と呼ばれる、いわゆる漢字が混用されています。
今やハングル表記のみとなっているので、漢字は言葉を強調する時に使われたりと、あまり見かけなくなっています。

実は、私たちが「漢字語」と呼ぶ言葉は、極近代のものです。
漢字は中国から作られ、中国→韓国→日本の順に伝わりましたが、元々漢字は音声としてしか存在しなかった韓国語・日本語の固有語を表記するために借用されていたんですね。
「当て字」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。中国の漢字の中から、固有語の音に似ている字のみを取って、音と形をマッチする仕組みだったんです。
つまり、形としての漢字は存在したものの、現在の「漢字語」と分類する言葉はありませんでした。
近代化が進み、異国の新文物が入り込むことによって、医学や法律などの分野で生じた言葉、それが「漢字語」です。逆に、この「漢字語」に関しては、日本から韓国へと移られた言葉が多いです。
長い説明になりましたが、このような歴史があって、韓国語と日本語の漢字語の読み方は非常に類似しています。

基本概念その2 訓読みと音読み
さ、それでは、具体的にハングルの漢字は何なんでしょうか。
結論から申しますと、「ハングルの漢字=音読み」です。
上記ご覧の通り、韓国語にも漢字それぞれに訓読みと音読みが存在します。
ただ、今回のテーマである「日本語と類似するハングル」の「漢字語」に該当するのは、「音読み」であることを覚えてください。
例文) 오늘이 몇 월 며칠이에요? / 달이 아름다워요.
例文)今日が何月(がつ)何日ですか。月(つき)が美しいです。
例文) 회사에 가서 평일은 바빠요. / 여동생이 태어난 날
例文)会社に行くので、平日(じつ)は忙しいです。 妹が生まれた日(ひ)
例文) 한국인 / 한국 사람 例文)韓国人(じん) 韓国の人(ひと)

基本概念その3 動詞・形容詞=漢字+する
基本概念その2では名詞を例に、文字一つについての音読み(漢字語)・訓読み(固有語)を学んでみました。基本概念その3では、欠かせてはいけない「叙述語(動詞・形容詞)」の中の漢字語を学んで見ましょう。
「うん?動詞や形容詞にも漢字語があるの?」と思われるあなた!
「食べる」と「食事する」、「変わる」と「変化する」、「撮る」と「撮影する」…。<br>よくよく考えてみれば、固有語や漢字語の区分なしに、思わず混用していますよね。同じ意味なのに。
基本概念その1での漢字語の誕生話、覚えていますか。
要するに、遠くない過去まで、韓国と日本には固有語しか存在しなく、固有語のみが通用されていたのです。
現在の漢字語は、医学や社会用語、合成語、文献など、近代的産物に偏って使用されていて、その意味をはっきりとさせる機能を果たしています。
ただ、音読みの都合上、名詞の形をとっているため、動詞や形容詞になると、後ろに「する」若しくは「だ」が付くんですね。
ここがポイント!
日本語の「する」は韓国語で?「 하다 」ですよね。 それに、韓国語の場合、日本語と違って動詞も形容詞も「 하다 」一つで大丈夫です! つまり、韓国語での動詞・形容詞の漢字語は「名詞+하다」になるわけです。
いかかですか。とても簡単ですよね。ですので、漢字語は音読みさえしっかり抑えとけば、後は「 하다 」をつけるのみです。

基本概念その4 音読み1つで、All right!
今までの概念を纏めてみると、日本語のように韓国語にも漢字が存在するが、日本語と類似する発音を持つのは音読みの方で、叙述語(動詞・形容詞)の場合は「名詞+ 하다 」で全てを表すことが出来るということでした。 さ、では、問題は簡単です。その音読みの読み方を覚えればいいんですね。 ここで、またまた嬉しいお知らせ! 韓国語漢字の音読みは、ほぼ1つしかないということ!
イェーイ! いつも複雑にしか思えなかった韓国語にも、こんなところが! 日本語の漢字は、音読み・訓読み共に場合によっては3つまでと、色々読み方が変わる反面、韓国語の漢字、その中でも音読みは人の苗字など特別なケースを除いて、ほぼ1つしかありません。 なので、この後に続く常用漢字語のように、1つの読みさえ覚えとけば、漢字語の読みは問題解決!です それから、序論で申しましたように、韓国語での漢字の読みは日本語の読みと発音が似ている文字が多いです。そう感じるのは、「母音が重なっているから」なんですね。 子音の重なる部分も結構見られますが、主な共点は母音にあります。 主軸になる母音が重なるので、類似性を無理なく感じるわけです。

さ、ここまで、ハングルの漢字語について、4つの概念を伝えて来ました。 少しは概念の整理が付きましたでしょうか。「なるほどね~」と思っていただけたならば、もう大丈夫です。 それでは、最後に! 普段の会話で最も使われる漢字語を纏めてみましょう。

最も使われる漢字語 50選
ずっとお伝えましたように、音読み1つさえ覚えればいいということで、尻取り形式でどちらか同じ感じを使って次に繋げて、常用漢字語を学んでみましょう。 ずらりと単語を並べるより、より分かりやすく楽しくできると思います。


話を纏めると、韓国語にも漢字があるということで、ハングルの読み方について、日本語の漢字の読み方と比較してみました。 同じ漢字権であること、日本語の影響などで、韓国語と日本語の漢字語は発音が類似するものが多いという話をしました。 それに、韓国語の漢字は主に1つの音しか持たないため、1つの読み方を覚えることで、いくらでも単語に当てることができるという話もしました。 それから、動詞や形容詞の叙述語にも漢字語は存在し、韓国語の場合「名詞+ 하다 (する)」の公式に入れることで、叙述語も簡単に作ることができましたね。 このような概念を確かめた上で、最後では普段最も使われる漢字語50選を挙げ、みなさんが学習しやすいように纏めてみました。
文中にも書きましたが、文法が複雑な韓国語ですが、この漢字語部分は割りと簡単な仕組みになっているため、そんなに苦労をしなくて済みます。 それに、語学にとって単語はとても要になる部分なので、単語力アップにも大変役に立つと思います。 しかも、漢字語は特別な場合などではなく、日常的に頻繁に使われるので、すぐに効果を得ることができる部分でもあります。 何度も強調しますが、暗記しようと思ったらおしまいです。理解しましょう!分かることが知ることに繋がります。 今回も大変お疲れ様でした。 韓国語学習の様々なTIPは、まだまだ続きますよ!

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