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第十七回 現役韓国語講師がオススメする自分にピッタリの韓国語教材の選び方

韓国語を勉強している多くの皆さんの悩み…、どの本にすればいい? 書店には色んな種類の教材が置いてあるけど、どんな本にすればいいのか、並んでいる本の前でぽかーんとしますよね。特に、独学で韓国語を始めようとしている方には、専門家のアドバイスがあるわけでもないので、本当に困るところです。 そんな皆さんの悩みを解決したく、今回わたくしがご紹介するのは、「自分にピッタリの韓国語教材の選び方」です! 中には韓国語教室に通っている人もいれば、一人で独学する人もいたり、若しくは足りない分野の勉強をしたい人もいて…。 本当にさまざまなタイプの学習者が、自分に合った本を探していると思います。 当たり前なことに、市販の教材は数が多い分、どれ一つ同じ内容のものはありません。 逆に言うと、その多数の中から自分にピッタリの教材を探せばならないわけですね。
ということで!皆さんのそれぞれのニーズに答えて、<b>学習者のタイプ別に良い教材をオススメします!

オススメの前に!
本論に入る前に、皆さんに覚えていただきたいことがあります。
皆さん、韓国語の勉強に限らず、英語の勉強や学生時代の受験など、何か勉強を始めると色んな本を買うのが習慣的になっていませんか。 本当は基本書だけでも十分勉強できるのに、本が積んであると安心になるのか、なぜか人々は教材を買い捲るクセがあります。 わたくしもその一員でしたが。
実はですね、何でも勉強をする時はなるべく簡単に!なるべく楽しく!するのが何よりです。 特に語学につきましては、最初は楽しくやれるものの、時間が経つに沿って「あ~、もう飽きれちゃった」ってなる瞬間が何度も訪れます。 すぐに話せると思う人が大半ですが、本当は違う国を言葉を話すというのは、それほど甘くないからなんですね。 とにかく、それを防ぐために!できるだけ勉強を長引かせるように!するには? やはり分かりやすくて楽しくできる方法を見つけるしかありません。
 教材選びに当って、これほど長く説明するわけとは、勉強のメインとも言える教材から簡単に!楽しく!できていないといけないからです。
その方法とは…、教材を「単卷化」することです。 無論、冒頭で申しました「タイプ別の教材」から思うと、一つの教材に収めるというのは不可能ですよね。参考書としてさまざまのニーズに沿っての教材を読むのは以上に良いことです。 一つの教材に傾いては語学力も傾いてしまい、良い効果を持たすことができません。 しかし!わたくしが言う「単卷化」とは、何でも備えてある「定石」に近い教材を選べ!ということです。 それに、他の参考書から得たものを、関連する部分の空欄などに埋めていって「無敵の教材」に作り上げていくのです。お分かりでしょうか?
それから、もう一つ! 教材の単卷化が基本書でありましたら、必ず!筆記ノートも作って単卷化してください。 文法を自分なりに纏めたり、単語帳を作ったりと「自己流基本書」に作り上げるのです。
必ず、覚えてくださいね!単卷化をする! これを頭に入れて教材を選びます。そうなると、教材選びの目安がついてより選びやすくなります。

タイプ別選び方
タイプによって教材の選び方は異なってきますが、どのタイプでも共通することがあります。散々強調しました「簡単に!楽しく!」ということです。  すなわち、ぱっと見て一目に入る分かりやすい教材、それからカラー豊富であったり画像や音声ファイルなど楽しめる教材を選ぶことです。 大体これに当てはまる本は、文法が表で纏めてあったり絵本のように単純にできているものが多いです。

1、独学の人
独学で韓国語を始める人には、この一冊で「無敵の基本書」になるので、慎重に慎重を加える必要があります。

(1)入門者
文法を中心に執筆されている教材がオススメです。 「楽しく!」と言ったのに文法!?と思われるかもしれませんが、先ほども申しましたようにこの一冊で済ませる単卷にするため、敢えて基礎がしっかりしたものを選ぶ必要があります。
a.受験書
最近はTOPIK(韓国語能力試験)の需要が伸びるに沿って、文法がしっかり学習できる受験書が多数出版されています。それらは文法や単語などが充実にできているので、寧ろ入門者にも良い指針書になれます。
b.独学者向けの教材
もう一つは、独学者向けの教材を選ぶことです。
だんだん第2外国語を勉強する人が増加していますが、忙しい会社員や学生、主婦も多く、独学で学ぼうとする人も多いんですね。 なので、各出版社からは最初からそのような独学者向けの本を多数出版しているんです。 それこそ独学の入門者に相応しいものはありませんよね。 たた、一つ注意していただきたいのは、これらの教材はシリーズになっているものが多いです。 そのゆえ、単卷化にすることが難しく達成感も低くなるため、少し危ないかもしれません。 専門家によるコースに従い安全に覚えていきたい人には非常に良いですが、なるべくシリーズの少ないものを選び、2冊くらいで終えるものをオススメします。

(2)中・上級レベル
独学をされている方で、初級レベルが終わってより高い語学力を必要とする方のためのオススメです。
a.生活用語集
あくまでわたくし個人の見解ですが、正直初級の段階を超えると、そこからは語彙力や自然な話し方の勝負だと思います。 今までの学習で、最低限の自分の意見を話せるレベルが整えました。 その後は、どれほど豊富な語彙で細かい感情や考えを示すか、どれほど韓国人に近い話し方をするかなんですよね。
例えば、同じ意味でも初級レベルの人と中・高級レベルの人は、話すこと自体が異なります。
同じく、「とても暑い」という共通する意味を伝えていますが、初級レベルのAは「 더워서 」と理由の「- 아/어서 」や「 힘들어요 」という形容詞で感情を表したのに比べ、中級レベルのCは「더워 가지고 」と原因と結果がはっきりとされる「- 아/어 가지고 」や「- 죽겠다 」という慣用表現まで使っています。 そのゆえ、BはCの韓国人のような言い方に、はっはっはと笑ったわけです。 要するに、中・上級者に必要なのは、よりネイティブに近い韓国語を話すための教材なのです。
そのためには、旅行会話集や慣用表現集など、生活用語が主となる教材を選んだ方がいいです。
文法はやらなくてもいいのか?無論、文法も引き続きやらなければなりません。 生活用語集を選んだら、例文を一つ一つ解釈しながら、文の中に含まれている文法を自分で探して覚えていきます。

2、教室に通っている人
さ、今度は教室などで習っている人のための教材の選び方をご紹介します。 こちらのタイプは、使っている教科書を基本書にしてください。 韓国語講師から教わっている状況なので、もう十分です。 プロが決めたコースに従って進めてください。お手元の教科書に色々と補足を付けて単卷化して行けば良いです。 結局、このタイプの方が教材を選ぶとしたら、それは「参考書」になるわけですね。 つまり、「参考書に相応しい教材」を選ぶことになります。

(1).初級レベル
初級レベルでは、とにかく語彙が重要です! 文法自体はそこまで難しくありません。平叙文・否定文・時制など、実に初級レベルのコミュニケーションが取れる程度のレベルです。 従って、文法よりは語彙に力を入れた方が良いです。材料無しで物は作れませんから。 単語という材料を基に、文を造って行くことが、円滑な会話の王道です。
さ、そのために役に立つ「参考書」とは、もちろん語彙を増やすための教材であるべきですよね。 そこでオススメするのが「変形辞典」です。 実は、こちらは皆さんご自分で単語帳として直接作るのをオススメします。 お持ちの教科書に出てくる語彙を、格助詞を付けて変形辞典を作っていくのです。 それでも十分だと思いますが、より高いレベルを目指す方には教科書の語彙には足りないので、市販の「変形辞典」を参考にすれば良いと思います。 書きと読みが異なる韓国語ですので、語彙を増やすにも発音を勉強するにも非常に良い参考書となります。 それに、市販の辞典は非常に分厚く、相当の数の単語が載っているため、中・高級レベルまで使えるので一石二鳥です。 もちろん、単語帳代わりですのでこちら一冊で単卷化!は忘れていせんよね?

(2).中・高級レベル
教室に通っていて中・高級レベルであると、独学者より相当話せる方が多いと予想されます。 それはともかく、こちらの中・高級者も独学の場合と同様、より高い語彙力や自然な話し方に集中させることが重要です。
独学のケースでご紹介した「生活用語集」も良いです。 それに加えてもう一つオススメをしますと、「発音矯正向けの教材」です。 しかし、実際本屋で発音を主に扱った本はなかなか見つかりません。 それに適切なのは「読み方の教材」や「会話の教材」です。 なぜならば、読み方を覚えるということは、正しい発音に繋がるため、正しい発音を覚えることが可能です。 それに、会話向けの教材はリスニングも同様に重要視されるため、音声ファイルが付いてあるものが多いんですね。 従って、正しい発音はもちろん「正しい発音の出し方」にも繋がり、ネイティブの発音と自分の発音を比較しながら「矯正」することができるのです。
尚、本の教材以外に素晴らしい教材となるものとして、ドラマや映画、音楽、ラジオ、ニュースなどの「メディア」をオススメします。 メディアを通じての勉強方についてはこれまで少し紹介しましたが、これ以上素晴らしい教材はないと思うほどのオススメです。  生々しい韓国語をライブで覚えることができるため、語彙力を高めるにも発音矯正のためにも聴き取りの練習にも…、どれ一つ不足した点がないくらいとても良い教材になります。

ここまで、学習タイプ別の教材の選び方についてオススメしました。いかかでしょうか。皆さんにピッタリのタイプは探しましたか? 何はともあれ、簡単に!楽しく!勉強できるのが最もです。 わたくしのオススメを参考にしていただき、直接本屋でさまざまな教材を見てみると、特別に楽しくできそうな本が目に入ると思います。 最近の教材はどれも大変良く編集されているので、テーマが合っていれば大きい違いはないと思われます。肝心なのは、単卷化の作業による「自分だけの基本書」に作り上げることです。 より高い韓国語レベルを目指して、頑張りましょう!皆さんの情熱をいつも応援しています。