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第二十三回 誰もが韓国語の優等生になる「授業の受け方」直伝授

皆さんは普段どんな風に韓国語を学習していますか? 一人で独学される方もいれば、インターネットの動画講座を見たり、韓国語教室に通ったりなど…。 それぞれ方法が違うと思いますが、しばらく続けても実力が向上しないと悩んだ経験はありませんか?
実は、講義を受講するにも方法があります。 とにかく動画講座を見たり、席に座って聞いているだけでは、時間だけがもったいなく流れていくだけです。 限られた時間内にしっかりと内容を掴んで自分のものにするためには、それに相応しい授業の受け方になっていなければなりません 韓国語のみならず、学生の頃を思い出してみると、同じ教室の中で同じ時間で同じ先生に同じ授業を受けたのに、「なぜ優等生と呼ばれる友達と私では、こんなに差が出来てしまうのか」不思議に思った経験、皆ありますよね? もちろん、先天的に頭が良いとか放課後塾に通っているとか、多様な環境から生まれてくる要因もたしかにありますが、最も基本となるのは「授業の受け方次第」だとわたくしは思います。
それでは、どのように受講すればよろしいでしょうか。 まずは、自分の学習タイプを把握することです。それから、その学習タイプに最も相応しい受講の姿勢を整えることです。 ここでは、皆さんの学習タイプを診断し、それに合わさった授業の受け方を2編に渡ってご紹介します。 わたくしのアドバイス通りにすれば、ずっと効率的な学習になると思います。

第一章 汝自らを知れ!―学習タイプ診断―
古代ギリシアの哲学者ソクラテスは、「汝自らを知れ」このような言葉を残しました。 この有名な名言には様々な解釈がありますが、簡単に考えてみても自分の能力や位置などをはっきり把握することが、それほど大事であり、出発点になることではないでしょうか。 この大名言を拝借して例えてみますと、それぞれ学習タイプがあると思いますが、自分の学習タイプを自ら診断することで、問題点が分かるようになり、改善の仕方が分かるようになるのではないでしょうか。
「第一章 汝自らを知れ!―学習タイプ診断―」では、わたくし自らの講師経験を基に、総5つの学習タイプをご紹介します。 各タイプ別の特徴や問題点を共にご紹介しますので、皆さんの韓国語勉強のタイプを診断してみてください。

1.独学タイプ
独学タイプはなんと言っても「一人で勉強するタイプ」ですね。 市販のテキストを自ら選んで買ってきて、頭から孤軍奮闘する典型的な独学タイプです。 このタイプの特徴は、誰から教わること自体が嫌いというより、落ち着いて一つ一つ細かく確かめて行きたい「真面目タイプ」の人が多いです。 十分に考え、結論を出して、たっぷり時間を掛けて明確にする傾向があるので、最初は時間が掛かりますが、後々正確で正統的な成果が出ることが多いです。
しかし、注意する点が一つあります。 誰の手助けも無しで一人で語学の勉強を進むというのは、ある意味では大変危険でもあります。 ということは、発音や基礎知識を誤って覚える可能性が存在するからです。 特に日本人学習者にとって韓国語のバッチムは、日本語にない発声が多数のため、2次元的な字面で学べるほど甘くありません。 最近はテキストに付いている音声CDでも非常に優れているものも多いですが、やはり目で発声する時の口の形や発音を聞くのがベストです。 また、中級になりつつ高難易度の文法になると、テキストの説明だけでは理解できない限界も持っています。

2.動画講座タイプ
続いては、NHK講座や他多数の「動画講座で学習するタイプ」です。 このタイプの特徴は、自分でペース調節できるということです。 ということは、動画が主なガイド授業になるので、自分の理解速度に合わせて、動画を止めたり再生したりすることができるのです。 そのゆえ、分からないところだけリピート出来て、十分理解出来るまで自分に合わせられます。 また、テキストのみの独学より、プロの講師が設計した学習プログラムに従って追っていくだけなので、比較的に学習の誤りがなく、順調に勉強できます。 それに、講座専用のテキストがあるので、最も楽に学習できる近道の方法でもあります。
しかし、このタイプにも欠点は存在します。
「講座に頼りし過ぎてしまう」ことがその欠点です。 講座のプログラムは専門家たちが作ったものなので、それ自体はとても優れたものなのですが、その講座の対象となるのは不特定多数、つまり「受講者全員」なんです。 しかし、受講者は皆が皆同じレベルでもあるまいし、もちろんスタート時点もそれぞれです。要するに、個人の水準に合う授業は出来ないということです。 その反面、受講者は講座の完成度を高く評価し、信頼し過ぎるため、他に自習の必要性を感じられません。講座に含まれた内容の垣から離れなれない危険性があります。 語学力に限界が出てしまいます。

3.教室通学タイプ
恐らく、皆さんの中ではこの「教室通学タイプ」が最も多いのではないかと思われます。 このタイプの特徴は、何と言っても「講師が直接教える」ことですね。 教室によってマンツーマンの授業であったり、グループ授業であったり、またもや授業のタイプ別の特徴もありますが、講師がいるだけで今までの学習タイプの中でダントツメリットがあるのではないでしょうか。 何でも気になる部分、分からない部分を質問できます。
まず、マンツーマン授業の特徴としては、やはり自分だけの講師であることから来る「自分にピッタリの授業」が可能なところでしょう。 他の人を気にすることなどないため、分からない部分は何度でも練習して、理解の早い部分はすぐ次の段階に移ったりなど、まさに自分にピッタリの授業を受けることが出来ます。 さらに、先生を独り占め出来るので、先生と相談して自分の望む方向に目標や順番を立てて学習することも出来ます。
続いて、グループ授業の特徴と言えば、練習の相手が出来るという点です。 自分一人では思い出せなかった活用や例文作り、意見などを、隣の同じ学習者の仲と練習の相手になって学習出来ます。 講師の立場からも、マンツーマンの授業より沢山の活動が出来るので、会話の練習には最大の効果を持ってくることが出来ます。
しかしながら、このタイプにも欠点は存在します。 動画講座タイプに繋がる部分ですが、動座講座以上に教室のプログラムに頼りし過ぎてしまうことです。目の前の講師の存在感はとても大きいです。 それに教室の講師こそ、現役プロに間違いないので、講師に全てを託そうと思ってしまうのです。自らの努力は去っておき、教室に通うだけで満足してしまうところが大きな問題です。 はっきりとアドバイスさせていただきますが、勉強はあくまで一人活動です。 自らの努力無しでは、どんなに良い学習プログラム・手助け者がいても無駄です。

4.韓国人の友達に教わるタイプ
続いては、従来の学習方法とは少し変わった「ネイティブに教わるタイプ」です。 韓国人ネイティブの友達の中では、まるで自分事のように、テキストを真剣に選んだり、定期的に勉強時間を決めたり、プロ並みの授業を行う人も多いです。 ところが、このタイプの大半は、本当に友達感覚でちょっとした旅行会話であったりと、口頭で覚えられる「簡単会話」が中心となることが多いです。
それもそうなのが、実際に韓国人のネイティブにも関わらず、体系的に韓国語を教えられる人はほとんどいません。 特に講義の対象が外国人であれば尚こそです。 当然ながら彼らはちゃんとした韓国語教育の教え方を学んだことがないからです。 逆を思って、皆さんがある外国人に「日本語の過去形はどう作りますか?」と質問されたら、皆さんはちゃんとした答えを出せますでしょうか。 ただし、簡単な言葉を真似させることはできます。例えば、値段を尋ねる時は「Ikuradesuka(いくらですか?)」と言うと、音で認識させることはできます。 そのゆえ、このようなタイプの人には、テキストのようなものを一回も見たことがないのに、ある程度話せたりします。
しかし、このタイプの最大の欠点は、語学力が向上しないということです。 つまり、限界にぶつかってしまうわけですね。 旅行先で一言二言話せるかも知れませんが、世間で言う「韓国語が出来る」にはなれません。 理由はしいて言わなくてもお分かりだと思いますので、これぐらいにして置きましょう。

5.勉強しないタイプ
最後は、独学でも動画講座を見ることでも教室に通うわけでもなく「勉強しないタイプ」です。 「どういうこと?」と驚きでしょうか。 分かりやすく言うと、「ドラマや映画ばかり見るタイプ」とも言えるでしょう。 つまり、学習というものは全くしないで、日本語の字幕から情報を得て何となく覚えていくタイプですね。 音だけ覚えるため、当然ハングルも書けない、読めない人が多いです。 そういう意味では、韓国人の友達から教わるタイプと一脈相通ずるものがあります。
このタイプの特徴を挙げてみれば、一つ「聴き取りに強い」です。 前「聴く耳を持つ」というタイトルで聴き取りについて書かせていただきましたが、このタイプほど聴く耳を持つタイプはないと言えるくらい、聞くことに強いです。 自然に話すことも強くなるでしょう。
しかしながら、聴き取りに最強であるこのタイプにも、欠点は存在します。 友達に教わるタイプと同様、語学力に限界を感じてしまい、向上しないということです。タイプ4・5の最大の欠点は「基礎が出来ていない」点です。 ハングルの子音・母音・バッチムから一つ一つ学んでいくことは、退屈そうに見えるかも知れません。すぐに結果が出ないため遅く感じるかも知れません。 ただ、その基礎があってこそ次があり、韓国語が話すようになるのです。

さ、ここまで様々な学習タイプに分類して参りましたが、皆さんのタイプは見つかりましたか。 初頭でも申しました通り、まずは皆さん自らを知ることから改善は始まります。 あの有名なソクラテスの名言を胸に、皆さんのタイプを診断してみてください。 次回は第2章として、具体的な授業の受け方についてご紹介します。 問題が分かれば解決出来ますよ!