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第二十五回 「パンマル」で友達と楽しくお喋り。韓国語のタメ口完全征服!

皆さん、「안녕하세요?」の意味、お分かりですよね?
韓国語の知らない方でも「 안녕하세요? =こんにちは」だと、常識の範囲で知っているんですが。 では、「안녕?」って言葉は聞いたことありますか? もし初めてお聞きになる方でも「안녕하세요?」と何となく似ているから同じく「こんにちは」の挨拶なのかな?と思われるかもしれません。   そうですね。「 안녕하세요?」も「안녕?」もどちらも挨拶の言葉であるのは確かですが、正解を言いますと「 안녕하세요?」は丁寧な挨拶で「안녕?」は友達や目下の相手に言うタメ口の挨拶なんです。   よく教材では主に丁寧語としての韓国語が多いので、皆さん丁寧語はとてもお上手でいらっしゃいます。 ところが、実際韓国人の友達が出来るとタメ口になる場合が多いため、あんなにぺらぺらに喋られた方でも大慌てで自身を失したりします。
ということで!今回は皆さんが自由自在にお友達とお喋り出来るように、「반말 (読み:パンマル、訳:タメ口、以下同様)」についてご紹介致します。   パンマルとは何か、どう話せば良いのか、パンマルの概念から文法的な作り方まで、パンマルの全てをお教え致します。 それから、後半ではパンマルの実用例もいくつかお伝え致します。パンマルを使ってより親近感のある楽しいお喋りを楽しんでください!

1. 반말とは?
文頭でも申しましたが、パンマルはとても親密な関係で使われる言葉です。 そのゆえ、友達や中の良い同僚、後輩や妹などの目下の人に使います。 パンマルを使うことでより親近感を感じさせ、お互いの距離が一気に縮まる 、人間関係にあっての大事な疎通の手段だと思います。 ところが、このようなパンマルの長所から「パンマル=格の無い言葉」と勘違いしやすいですが、実は「パンマル=尊敬でも目下に言う言葉でもない中間的な言葉」なんです。 それが、今では目下に言うぞんざいな言葉としても広く使われてあるんですね。 それはともかく、パンマルが関係をより肯定的に良い方向に持っていく重要な役割を果たしているので、パンマルを覚えることは韓国人との円滑なコミュニケーションを造成することを意味するとも言えます。

「パンマルの例」
(1)こんにちは
丁寧語: 안녕하세요?
パンマル: 안녕?
(2)K-POPコンサートに行ったことありますか
丁寧語:K-POP 콘서트에 가 본 적 있어요?
パンマル: K-POP 콘서트에 가 본 적 있어?
(3)私はコーヒーが好きで、毎日飲みます。
丁寧語: 저는 커피를 좋아해서 매일 마셔요.
パンマル: 나는 커피를 좋아해서 매일 마셔.

2. 반말の作り方
それでは、具体的なパンマルの作り方を見てみましょう。 実は、パンマルでも作り方は様々です。相手が誰なのかによってより砕けた表現にする場合も多いのですが、ここでは皆さんに普段最も使えるパンマルとしてノーマルな作り方をご紹介致します。
作り方はとても簡単です。 皆さん、丁寧語の会話体である「아/어요」の作り方、覚えていらっしゃいますか。 実は、この「아/어요」から語尾の「요」を取れば、それがパンマルになるんです! とても簡単ですよね?なので、「아/어요」がしっかり分かっていれば、丁寧語もパンマルも自由自在に使うことが出来るんです。
それでは、復習を兼ねて「아/어요」の作り方を学んできましょう。 「아/어요」を勉強するに当ってはこの2つだけ!覚えてください。

1つ!「語幹の母音に注目!」
母音が「ㅏ, ㅓ」の場合は「-아요」を付けて、それ以外の母音は「-어요」を付けます。 例えば、下記のような「가다」の語幹「가」は母音が「ㅏ」ですので、「가아요」になります。 その反面、「먹다」の語幹「먹」は母音が「ㅓ」ですので、「먹어요」になります。
가다 → 가 + 아요 → 가아요
먹다 → 먹 + 어요 → 먹어요

2つ!「バッチムに注目!」
母音で「-아요」と「-어요」に付け分けてたならば、今度は語幹のバッチムで判断します。 バッチムが有ったら「そのまま」置いておきます。しかし、バッチムが無かったら「一つにする」です。 どういうことかと言いますと、例えば下記のような「먹다」の語幹「먹」はバッチムが有るのでそのまま。 つまり、「먹어요 = 食べます」と、それで完成です。 その反面、「가다」は語幹「가」にバッチムが無いので「가아요」の母音を一つにします。 「가아요」の「가」と「아」が同じく母音「ㅏ」で重なっていますよね? これを一つにすると、最終形は「가요」になります。
<バッチム無し【一つにする】>
가다 → 가아요 → 가요
例) 이번 주 토요일에 서울에 가요.   今週の土曜日にソウルに行きます。
<バッチム有り【そのまま】>
먹다 → 먹어요
例) 아침에는 늘 빵을 먹어요.   朝はいつもパンを食べます。
ところが、「하다(する)」の場合は少し違います。 「-아요」でも「-어요」でもなく、「- 여요」を接続しますが、「하다 → 해요」で覚えてください。
하다 → 하 + 여요 → 하여요 → 해요
例) 쉬는 날에는 한강고수부지에 가서 운동해요.   休みの日には漢川の河川敷に行って運動します。

いかかですか?「아/어요」の作り方、思い出しましたか? それでは、本論に入りまして!パンマルは先ほど申しました通り、この「아/어요」から語尾の「요」を取れば完成です。 とても簡単ですので、「아/어요」さえしっかりと熟知して置けば問題無し!
例えば、「가다」であれば「가요」から「요」を取ると「가」になりますよね? これがパンマルになります。 他にも、「먹어요」や「맛있어요」、「화장해요」から全て「요」を取った「먹어」、「맛있어」、「화장해」がパンマルです。とっても簡単!
「何だ~割と簡単じゃん~」と思っているのではないでしょうか? さらに、パンマルは「아/어요」から作られたことから、「아/어요」と同じく上記の変換「-아/어」一つで叙述・疑問・勧誘・命令の全てが表現できます!

「パンマルの4つの用法」
(1)叙述
(친구에게) 월요일부터 토요일까지는 회사에 가. (友達に) 月曜日から土曜日までは会社に行くの。
(2)疑問
(길 가다가 친구를 만났을 때) 어디 가? (道を歩いていて友達に会ったとき) どっか行くの?
(3)勧誘
(친구에게) 밥 먹으러 갈 건데, 같이 가 ~ (友達に) ご飯行くけど、一緒に行こう~
(4)命令
(엄마가 아들에게) 빨리 학원 가! (母が息子に) 早く塾行きな!

3. 반말の実用例
ここまで、パンマルの概念とその作り方について学んでみました。 第三章では、普段の生活で使えるパンマルについてご紹介致します。 「韓国人はこういう時はどう言うんだろう?」という疑問を解決するために、様々な場面での自然な韓国語をお教え致します!

1)出会いの挨拶
안녕?(こんにちは)

友達同士でする挨拶です。「 안녕하세요?」の略とも言えますかね。 ところが、実際にはそんなに使われていません。 日本でも「こんにちは」とはあまり言わないですよね?初対面でよく使われる挨拶です。
어, 왔어?(あ、来たの?)
直訳すると「来たの?」という意味ですが、日本語の「お疲れ~」のようなラフな挨拶です。 本当に来たのかどうかの確認というよりは、あまり意味無く挨拶代わりに交わす言葉です。
밥 먹었어?(ご飯、食べた?)
こちらも「어, 왔어?」と一緒によく使われる挨拶ですが、同じく「お疲れ~」な感じで思っていただければいいです。 韓国では「 점심 드셨어요?(お昼召し上がりましたか?) 밥 먹었어?(ご飯食べた?)」のように「食事は済ませましたか?」というのが挨拶代わりに多く使われています。 より韓国らしい言葉なので、覚えておくと便利です。
잘 지냈어?(元気だった?)
久しぶりに会った時に使う表現です。「잘」は「よく、元気に」という意味で、「지냈어?」は「過ごしたの?」という意味です。 「잘 지냈어?」に対する返事は「응, 잘 지냈어(うん、元気だよ)」です。 語尾を上げると疑問形になり、語尾を下げると叙述文になります。

2)別れの挨拶
잘 가-(気をつけてね~)

先ほどの「よく、元気に」という意味の「잘」に「行ってね~」と意味の「가-」が組み合った言葉です。 「気をつけてね~」という意味で最も使われる別れの挨拶です。
전화할게-(電話するね~)
韓国人は別れる時、また次に会うことを期待して言う言葉が多いです。下の「또 연락할게-(また連絡するね~)」もそういう理由で、他に「문자해-(メールしてね~)」、「또 봐-(また会おうね~)」などがあります。
또 연락할게-(また連絡するね~)

3)食事を注文する
뭐 먹을래?(何食べる?)

日本語の「何にする?」というニュアンスの言葉です。 日本のように「뭐로 할래?(何にする?)」とも言います。
난 비빔냉면으로 할래(私はビビン冷麺にする)
「뭐 먹을래?(何食べる?)」の答えとして「名詞 + -(으)로 할래(~にする)」と言います。
더 시킬까?(もっと頼む?)
料理を頼むことを「시키다」と言います。
내가 낼게-(私がおごるよ~)
これは、韓国の食文化でもありますが、お互いおごろうとする場面をよく見かけます。 最近は日本のように割り勘にする場合も多いですが、それでも一人ずつ順番でおごるのは珍しくありません。
잘 먹었어-(ありがとう、美味しかったよ~)
 直訳すると「よく食べたよ~」つまり、「おごってくれて美味しく食べたからありがとう」という意味で、「내가 낼게-」に対する答えとして使われます。

4)感情を表す
아, 깜짝이야!(あ、ビックリした!)

言葉その通り、「ビックリした!」と驚いた時の言葉です。
진짜?(マジで?)
こちらも驚いたり相づち言葉としてよく使われる言葉です。他に「정말?(本当に?)」があります。
좋겠다-(いいな~)
羨ましそうに感想を言う時に使います。
신기하다-(すご~い)
日本語の「すごい!」には色々な意味がありますが、「신기하다-」の「すごい!」は何か始めて見たものや経験、若しくは珍しい風景を目の前にした時に使う言葉です。 驚きと感動がプラスになった表現ですね。
난 몰랐어-(私は知らなかったよ~)
 初めて聞いた話や事実に対して驚きの感情を表す時に言います。 日本語の「へぇ~そうなんだ~」のような感じで使われます。

5)励ます
괜찮아?(大丈夫?) 힘 내-(頑張ってね~)

元気をつけてあげる時に言う言葉で、下の「파이팅!」と一緒に「頑張って!ファイト!」のような感じで使われます。 励ます時の定番の表現ですね!本当によく言うので、是非覚えてくださいね!
파이팅!(ファイト!)
「파이팅!」も「힘 내!(頑張って!)」のように、元気付ける時の表現です。 ただ、「힘 내!」より「파이팅!」の方が力強い感じがするので、よく芸能人が応援CMなどで言うことを見かけたりします。 例えば、「 김연아, 파이팅!(キム・ヨナファイト!)」のように、運動選手の応援とかでもよく使います。
다 잘 될 거야-(全て上手く行くよ~)
「힘 내!」や「파이팅!」が少し軽い励ましとすれば、より優しく声かえる感じの言葉です。

さ、皆さんここまでパンマルのあれこれをご紹介して参りましたが、いかがでしょうか。 作り方自体もそれほど難しくなく、既存の文法を少し変えての言葉が多いので、学習に対する工夫はないと思います。 何度も申しましたが、パンマルの最大の特徴はより関係を縮めることであると思います。 パンマルを上手く使いこなすことで、皆さんとお友達との友情をより深いものになると思います。 パンマルを使って韓国語でのコミュニケーションを楽しみましょう!